積雪期上越国境縦走     

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平成31年(2019年)3月から遡ること、60年。昭和33年(1958年)3月に行われた成蹊大学山岳部春合宿を振返る。写真は、当時三年木村健司氏、文章は当時三年CL西口雅氏、岩と雪Ⅰへの寄稿である。

「岩と雪Ⅰ」昭和33(1958年)年7月1日発行
昭和33年(1958年)3月成蹊大学山岳部春山合宿の記録
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仏岩~阿能川岳~小出俣山~十二社ノ峰(小出俣沢流域周回)

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虹芝寮から近い山域であるが、あまり知られていない静かな山があるので紹介したい。谷川岳を盟主とする上越国境稜線の南側に広がる阿能川岳や小出俣山は訪れる人も少ない山域である。上越国境稜線のオジカ沢の頭から爼倉山稜を経て谷川乗越の南側に小出俣山がある。小出俣山は谷川岳の前衛峰ともいえる位置にあり東に阿能川岳、西に三尾根岳を領袖として1,749mを頂点としている。虹芝寮整備の後、すずもりの湯に立ち寄ることがある。すずもりの湯を囲む山々はこの山域の尾根の末端である。すずもりの湯からさらに登ること6kmで仏岩越の入り口がある。今は赤谷越と呼ばれることが多いようだ。仏岩ポケットパークと駐車場があり、仏岩トンネルが開鑿されている。仏岩越を起点として、阿能川岳、小出俣山、十二社ノ峰を周回した。寮がある湯桧曽川流域の山脈は馬蹄の形をしていることから通称馬蹄形と呼ばれているが、小出俣川流域の山脈も小さな馬蹄形をしている。登山道はないため積雪期残雪期に歩かれている。

平成31年3月23日から3月25日までの登山記録(仏岩越~阿能川岳~小出俣山~十二社ノ峰~川古温泉)柿沼恭介、打矢和之

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土合山の家と虹芝寮

土合山の家は虹芝寮と関わりが深い。虹芝寮建設まではもちろんのこと、昭和7年の虹芝寮完成以降も、土合山の家先代の中島喜代志氏は虹芝寮の鍵の管理を任されており、成蹊の学生は中島氏を訪ねた。

中島喜代志氏(中央)谷川岳警備の仲間たちと。足元に倒れている標識には「準備よいか尊い生命」とある。虹芝寮の鍵は中島氏が保管していた。(土合山の家提供)

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堅炭岩の水晶

平成30年(2018年)秋の虹芝寮整美を終え学生さんたちは帰り途端に静かになる。翌日から堅炭岩を目指す。βルンゼからコルに出て中芝新道を経て一ノ倉岳~蓬峠まで縦走し虹芝寮に戻った。堅炭岩は水晶が見つかる。広いカールボーデンの中、どこにあるのか時間が許す限り探すのは面白い。

左からK峰、KⅠ峰、KⅡ峰、KⅢ峰、KⅣ峰。KⅡとKⅢの間がβルンゼである。

βルンゼは中央のコルに突き上げている

水晶1

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