昭和7年9月15日旧制成蹊高校不言会旅行部の「自分たちの登山基地となる自分たちの山小舎を持ちたい」という願いが学園の協力を引き出し虹芝寮は開かれました。90年の間、虹芝寮に集う成蹊の生徒は先輩からのお作法の心を引継ぎ「次に来る人のために少しだけきれいにして帰る」を伝統としてきました。戦前、戦後を経て虹芝寮の利用者の目的あるいは虹芝寮を取り巻く環境は大きく変わってきたように思われます。しかしながら土合山の家との歩み、中高山岳部の活躍、踏高会だけに限らない虹芝寮整備、エコツーリズムを機会としたみなかみ町とのつながり等、変わらず愛される虹芝寮を見ることができます。時代は変わろうとも単にマニュアルに縛られるのではない先輩から受け継いだ「お作法」の伝統の継承を大切にしていきたいと願う次第です。2032(令和14)年には100周年を迎えますが心のつながりを大切にする虹芝寮の真の伝統が引き継がれることを切に願い、90年の節目に記念小冊子と手ぬぐいを作成しました。
成蹊踏高会会長 川田詔
虹芝寮90周年記念誌と手ぬぐいのセットを踏高会全会員・関係各位に送付しました。
先輩方の記録や写真などのおかげで記念になるフォトブックができました。手ぬぐいは石楠花会の
松浦圭さんのデザインです。
在庫が少々ありますので2セット目以降をご希望の方は、実費として2,000円/セット(送料込み)
でお分けしますので柿沼まで連絡ください。
下記お問合せフォームに「虹芝寮90周年記念誌希望」と連絡をください。振込先をご案内します。
無くなり次第終了となりますのでお早めに問合せをお願いします。
令和4(2022)年11月25日
柿沼 恭介